遮熱塗料

震災以降、お問い合わせを頂く方の希望塗料に「遮熱塗料」がほとんど含まれています。

そこで遮熱塗料のことをちょっと書きます。

まずはその効果です。

メーカーのカタログなどには「屋根の温度が20度下がった」とか書いてあります。

でも皆さん屋根なんか触りませんよね?

大事なのは室内でどのくらい実感できるかでしょう。

これは屋根まで塗装するかどうかで大きく変わります。

特に最上階の部屋は壁だけ塗装してもほとんど実感はないと思います。

そして塗料によっても大きく変わります。

本当に効果を期待したいなら厚付けタイプの塗料になりますが、これは高価になります。

それなりの効果でしたら一般的な遮熱塗料でもあるでしょうし、室内の壁まで塗ればかなりの効果が期待できるでしょう。

いずれにしても効果が高くなれば工事費も高くなります。

また、窓が多い家でも効果は薄くなりますが、その場合は窓用の遮熱塗料を塗ったり遮熱効果のあるフィルムを張るなどで対処できます。

窓の透明感を残したい方にはフィルムをお勧めしますが、UVカット率が高くなるとフィルムも紫色を帯びてきます。

そして費用対効果

思われがちなのが通常の塗料よりも高い分電気代が安くなるんじゃないってこと。

たしかにエアコンの稼働状況が効率的になるので安くはなります。

でも塗り替え周期できちんとペイできるかは疑問です。

ですが遮熱塗料には副産物として防音効果があります。

たとえば屋根に当たってた雨音が静かになるなどです。

ですので、電気代が下がり室内が静かで快適になるというのが価値になります。

自分の日常の生活がより快適になるという視点で判断しないと、単に電気代だけで

比較すれば遮熱塗料では割高感は否めないかもしれません。

そして割と多い疑問が「夏が涼しい分、冬は寒いんじゃないの?」ではないでしょうか。

結論としては大丈夫です。

夏は熱源(太陽)が室外にあるので壁を伝って熱が浸入するのを防ぎます。

冬は熱源(暖房器具)が室内にあるので壁から熱が逃げるのを防ぎます。

 

弊社にもメーカーから様々な塗料の案内が来ます。

お客様の視点から様々な質問をし、それに対し協力的で満足のいく回答をしてくださった

メーカーの塗料を採用するように心がけています。

 

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