塗るのは壁だけじゃないんです

進光モータース様よりの依頼で作業場の床を滑り止め仕様で塗装しました。

ここでポイントなのが使う塗料は「防水材」ではなくて「床材」ということ。
どっちも同じような気がしますが目的が違います。
防水材はその名の通り漏水を防ぐことが目的ですが、床材は耐久性です。
今回は自動車修理工場の床ですので、修理工場向けの床材を使用して工程に滑り止め用の砂まきが入ります。

ではまず着工前です。

 

浅葉塗装

 

大きなひび割れやジャンカを補修材で埋めますてから、プライマーを塗装。

 

浅葉塗装

 

床材を厚みがつくように流し延べしたら、すぐに滑り止め用の砂を巻きます。
仕様では砂は1平方メートルあたり1.2キロとなってますが、ここは洗車もするのでそれよりも多く巻いてより滑り止め効果が出るように散布。
初日はそのまま乾燥硬化させます。

 

浅葉塗装

 

白くないところにもたっぷりと砂が付いています。
付着していない砂を掃き掃除してから、ウレタンの上塗り材を2回塗装。
この日は暑くて照りつけも良かったんで、上塗りは1時間ちょっとのインターバルで2回塗れました。

 

浅葉塗装

完成です。
この日は終日養生期間で歩行禁止です。
表面のアップ写真がこちら。

 

浅葉塗装

 

砂がびっしりと詰まってます。
一般住宅のベランダの滑り止めではここまでは巻きませんし、一般的には上塗りの中に滑り止め用のプラスチックビーズを混ぜて塗装してしまうのが主流です。
ここは「車の滑り止め」を意識していますのでこの方法でここまで砂を巻いています。
状況に合わせて適切に塗料や工法を選ぶのも大事なんです。

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