ローラーあれこれ

今は塗料も機能が多様化してきているせいか、ローラーによっては相性が悪いものがあります。

昔のように何でも刷毛で塗っていればいいんでしょうが、塗料が2液反応型や速乾性になってきているのでなかなか刷毛も使えません。
というのは新しい刷毛はまず毛の部分を半年ぐらい油に漬けておきます。
それから下塗りで使いこんでベストな状態になったら上塗りに使います。
ですのでベストで使える期間は非常に短い上に、先に述べた塗料の特性により最も塗料を含んでいる毛の付け根部分が固まってしまい使えなくなります。
このような理由から本当に良い刷毛が使いづらくなり、ローラーがそれに代わるようになります。

さて、そのローラーの種類もものすごくあります。

そんな中でウチが採用しているのがこのローラーたち

全てのローラーに特性があり、使用する塗料や塗装面の状態によって選択しています。
ですから、途中でローラーの種類を変える事もあります。

例えば、コロニアル屋根の下塗りはピーチを使いますが、上塗りはパインを使っています。

メーカーさんが新商品を出せばサンプルを提供してもらって、実際に塗装して使用具合や仕上がり具合などを検証して可否を決めます。

各メーカーいろいろと頑張っていますが、塗料メーカーとの連携は取れていないようで、なかなか納得の一品には出会えません。