三浦市観光解説板その13

「白秋文学コース・ウミウ展望台

三崎城ヶ島は鵜の鳥島よ
潮のしぶきで鵜が育つ

展望台より望む、赤羽根海岸東側の崖には、毎年十月下旬になると、ウミウ、

ヒメウが遠く千島列島から渡来し、翌年の四月まで見ることができます。

約千羽にも及ぶ鵜の乱舞は、冬の城ヶ島の風物詩であり、白秋もまた野生の

瑞々しさに深い関心を寄せ、その足跡が島中にあり、多くの創作活動をみること

ができます。

城ヶ島の白百合の花大きければ
仰ぎてぞあらんあそびの舟は

城ヶ島のウミウ・ヒメウ及びクロサギの生息地
神奈川県指定天然記念物(地域指定)
昭和三十五年五月三十一日指定

赤羽根海岸の東側に続く本の下の断崖は、幅約三百メートル、高さ三十メートルに

わたり、波打ち際からの垂直の崖が人を寄せつけないことから、鵜の群れのよい生

息地となっており、冬季の生息地として、その地域が指定されています。

ウミウ、ヒメウはウ科に属する海鳥で、海上を泳ぎ、潜って魚を捕り餌としています。

ウミウはこの習性を利用して鵜飼に使われていることで有名です。両種とも冬鳥とし

て渡来し、四月以降に本州北部、北海道以北に渡り繁殖します。繁殖期に近づくと足

の付け根に白斑が見られます。クロサギ(サギ科)は、留鳥として生息し、磯や干潟で

餌をとります。城ヶ島でも繁殖が確認されており、本種の分布の北限と考えられていま

す。」

 

この解説板があるのは城ヶ島

県立城ヶ島公園の駐車場の手前右側に入り口があります。

眺望は素晴らしいです。

 

 

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