木部や鉄部、雨樋などを塗装する前に塗料の付着性を高める為と高圧洗浄後に浮いてきた旧塗膜を剥す為に素地調整を行います。
素地調整には紙ヤスリや専用の不敷布たわしを使っていますが、これらは番手によって粗さが違います。
荒い番手は鉄部や木部に向いてますが、雨樋に使うと深い研磨傷が付いてしまい塗装後にも見える事がありました。
また、鉄部と木部でも下地の状況によっては細かい番手の方が良い事もあります。
つまり、より良い素地調整をするとなると複数の番手の紙ヤスリや不敷布タワシを持つ事になります。
これは実は作業性を著しく悪くしています。
そこで「スポンジヤスリ」を導入しました。
これは押しつける強さによって番手が変わります。
ですから下地の状況に応じて力加減をすることで、粗めの番手や細かめの番手に変える事が出来るので下地素材に関わらず均一の素地調整が出来ます。
鉄部にも木部にも雨樋にもこれ1枚でOK
ただ、あまりにひどい錆には番手の荒い不敷布タワシや皮スキを使いますが、その後はこれ1枚で充分。
作業そのものが楽しくなりました。
これからも視野を広げて良い物を使って行きます。