塗装資材販売業の方からカタログ入りのダイレクトメールが届く。
自分の知らない道具なんて山ほどあるから目は通しておくんだけど、
刷毛の売り文句が「ムラの出にくい刷毛」・・・
そもそも塗りムラが出ないように仕上げるのが「職人」の腕なんですけど・・・
不当に安い工事費で受注している、もしくはせざるを得ない会社では安い賃金で早く終わらせないと利益がでない。
そうなると「職人」を育てる余裕すら持てないんで、「ただのペンキ屋」にしか育たないんでしょう。
それでいてそれなりの仕上がりを見せるのにこういう刷毛が必要なのかもしれません。
そんな事情もあってこういう売り文句や性質の刷毛が作られるんでしょうね。
ウチではカタログのみで刷毛やローラーを選ぶことはしません。
実際に刷毛やローラーを触り、コシや毛の密度、刷毛そのものの大きさまで全てを確認してからでないと採用しません。
採用後も実践で調子が良くなければすぐに廃止します。
そうしないと納得できる仕事が出来ないんですよ。
お陰で刷毛やローラーのコストはかかりますが、納得の品質で仕上げるためなら仕方が無いです。