塗り替えに限らず上塗り塗装は防水などの特別な場合を除いて2回塗りが基本です。
ところがこの「2回塗り」という部分でお客さんを騙している悪質業者がいまだにいるようです。
2回塗りというのは一度塗った面が塗り重ねが可能な状態まで乾燥・硬化した状態からもう一度塗る事です!
ところがローラーを同じ所を上下または左右に一往復しただけで二回塗ったと言う業者がいるそうです。
たしかに同じ所を塗料を含んだローラーが二回通過しています。
ですがこれは二回塗りではありません。
お客様が知らないのをいい事にこう言って騙している悪質業者にご注意ください。
二回塗りとはそういう塗り方ではありません。
また、建設経済新聞にこのような事例が載っていました。
「近所を仕事しているから今なら安くします。
さらに隣近所に声をかけて頂き、3軒同時に契約なら1軒40万円でやれますし、10年保証です!」
声を掛けられたお客さんは近所に声を掛けて3軒で依頼。
しかし3年後に色褪せが発生して、電話をしてみると繋がらない。
仕方なく違う業者に見てもらうと、塗料は見積りと違う物、塗り回数も少なく、塗料も異常な稀釈で使われている事が判明。
結果、60万円で塗り直す事になった。
この場合、他の2軒も同様だと思われます。
悪いのは騙されたお客さんでなく、騙す気だった悪質業者です。
確かに3軒まとめて契約させて頂ければそれなりの値引きは出来ますが、それにも限度があります。
仕事の品質と会社を守る為に出来る値引きは限られています。
おそらくこの案件では工事日数も5日程度では。
今は信頼できる塗装業者を探すのも難しいのかもしれません。
CMをバンバンやってるから大丈夫とも限りません。
実際消費者庁に寄せられるリフォームの苦情は大手ほど多いです。
塗り替えは「家族を守る家」を守ると言う事です。
情報が多すぎて精査も大変でしょうが、このような業者にお気を付け下さい。