創業以来、初めての

初代が浅葉塗装店を三浦市東岡に創業し、昭和9年に現住所である三浦市三崎に移転しました。

車庫は改築したものの、店舗そのものは大した改修はせずにこれまでやってきました。
ですから、店舗の床にはこれまでの歴史があります。

 

ここでどれだけ刷毛が準備され、どれだけのペンキが調色されてきたことか。
まさに浅葉塗装工業所の歴史がここにあります。

これまではご近所やリピーターの方が訪れるくらいでしたが、最近は新規のお客様が寄って下さること多くなりました。
このペンキが靴に付いたりすることは無いのですが、やはり歩く事に抵抗は感じてしまいます。
そこで一念発起でここを塗り替えました。

大きな欠損部分だけをモルタルで補修して、表面が欠けたぐらいの部分はあえて残しました。
この欠けも歴史なんだと思うと、全てを補修する気にはなれませんでした。
塗装が終わったのがこちらです。

ただ、通常に仕上げると雨天時に滑りやすくなるという欠点がありますので、今回は滑り止め仕様で仕上げました。
上塗り1回目を塗った直後に砂をまきます。
乾燥後に余分な砂を取り除いて2回目の上塗りを塗装して砂を固着させます。
さらにもう一度塗って完成です。

表面がざらついてるのが分かると思います。

しかしこの状態ですと塗料を垂らしたりした時にふき掃除は大変ですので、主に作業する場所については滑り止めではなく通常の仕上げで仕上げました。

艶がある部分は通常仕上げ、艶がないところが滑り止め仕上げです。

今回は溶剤に強い塗料という事で臭いもきつくなってしまいましたが、一般家庭のベランダなどには水性の防水材がありますのでそちらを使います。