「白秋文学シリーズ・二町谷
寂しさに浜へ出てみれば波ばかり
うねりくねれりあきらめられず
大正二年一月白秋が死を決意してこの浜を彷徨したときの一首です。
不盡の山れいろうとしてひさかたの
天の一方におはしけるかも
三崎に転居し新生を期し、この浜に再び立ったときの歌で、この二つの歌から
哀傷の苦悩と新生への息吹との対象的な境地を知ることができます。
一心に遊ぶ子どもの声すなり
赤きとまやの秋の夕ぐれ
白秋の向ヶ崎時代と、二町谷時代を対照すると点景の描写に大きな相違のあ
ることも判ります。当時この浜で行われた三崎の消防組の出初式を観て「消防整
列」という当時の詩壇の反響を呼んだ詩も作っています。」
三浦市ゆかりの文人といえば北原白秋
この看板がある所はちょっとわかりずらいかも
三崎朝市で有名な三崎港から城ヶ島とは反対方向へ海沿いに行きます
するとすぐに左側に船の引き上げ場があります
その引き上げ場が終わった道路沿いにあります
今回作成した看板には他にも白秋にちなんだ看板があります
白秋ゆかりの場所を巡ると自然に三浦市を一周するのかもしれません