今週から三浦市毘沙門地区で着工した塗装工事なんですが、素材の波トタンが古い!
ということは、丈夫で錆の発生が少ない。
その理由は古いから。
古い波トタンは近年の物よりも亜鉛などの不純物が多いそうで、それが結果として錆の発生を抑えてるそうなんですね。
今はそんなの普通に買えませんから。
しかし、これが今度は塗料が密着しにくいという状況を生み出します。
それに対応する方法は二つ。
一つ、旧塗膜を剥がせるだけ剥がし、素地表面を荒らせるだけ荒らす!
二つ、密着力の高い下塗り塗料を使う。
一つ目は道具を駆使したりひたすら根気よく削るしかないです。
しかし、素材により剥離もしやすくなっている場合が多いです。
今回の現場もこれまでは家主さんが塗っていたということで、下地調整がほぼ行われずに塗装しているので見た目は剥離していなくても削ってみるとやはり取れました。
左側が作業前で右側が作業後です。
これが塗装が上手くいくかの半分以上を握っています!!
ケレン道具が食い込めないほど密着しているところはこの段階ではそのままですけど、錆止め塗装時には浮いている可能性もあるのでチェックします。
そして二つ目の下塗り塗料。
これは実は強溶剤と言っていわゆるペイント薄め液では希釈不可能な塗料(希釈可能な塗料を弱溶剤と言います)、それも主材と硬化剤を混ぜるタイプが最も適しています。
が、これは臭いがキツい!
家屋内に臭いが侵入してこもってしまったら大変です。
よって弱溶剤で二液混合タイプの錆止めを使用するのが一般的。
今回もそれを使用します。
塗り替えが終わったら投稿しますね。