昨年に続きまして今年もクレーンの塗装をさせて頂きました。
昨年のは柱部分は円筒型でしたが今回はトラス構造とでも言うべきでしょうか、L字型の鉄骨の組み合わせです。
今回もまずは足場を組みますがメイン支柱については四角いので去年のよりは掛けやすい。
難しいのはこの上の旋回部分。
クレーンの使用に差し支えないように組み上げないといけない。
足場板が敷けないところは単管を二連にして足元を確保しました。
最後はブーム用の足場を組んで足場完成。
そして錆落とし。
活躍したのは今回新規に導入したエアーケレン道具。
口元のスプリングのような物でタガネを保持しながら震動も吸収しているので、ここがすぐにぶっ壊れます(笑)
これまでは狭いところは錆落とし用のハンマーで殴って、広いところは上に写ってる棒のようなエアーケレン道具を使ってました。
落した錆は数十キロ。
そして塗装です。
使用した塗料は昨年と全く同じ。
まずは液混合型のエポキシ錆止めで錆発錆部を塗装。
それから全体を塗装する事で錆発錆部には回塗りとなります。
上塗りは液混合型のシリコンウレタン塗料で全面回塗り。
ちなみにこれが1回塗りの写真。
そしてこれが2回塗り後の写真。
実際に見ると表面の平滑具合や艶の出方などまるで別物なんですが、写真だとよく分かんないですね。
撮影の時間帯も合わせたんですけど(笑)
上塗りが終わったらいよいよ大詰め。
頭頂部にある赤い部分を塗ります。
何度上がっても怖いものは怖いです(笑)
でも、この「怖い」という意識に自分が負けては駄目ですが、意識する事で自然と安全確保にも気を使うようになります。
そして足場を撤去して完成です。
これでクレーンの定期検査でも何も言われる事はないです。