今回は、ボークス IMS 1/100
「サイレンF」です。
製作開始は8月3日。
完成したのは9月27日でした。
ダッカスに続いて大型のF.S.S.キットですが、今回のサイレンFはまた方向性がまったく違っていて、
完成するととにかく重厚感と存在感がすごいです。
赤い装甲、巨大な肩まわり、そして大きなシールド。
写真でもかなりのボリュームがありますが、実際に飾るとさらに迫力があります。
ダッカスも大きかったですが、こちらはより
「重量感のあるモーターヘッド」
という印象ですね。
まずは仮組みで全体のバランスを確認
こちらは製作途中の仮組み状態です。
この段階でもすでにかなり大きく、
肩や脚部、シールドのボリューム感がよく分かります。
サイレンFはこれだけ大型のキットですが、
関節にはABSOMEC機構が使われているため、
完成後のポーズは意外なほど安定しています。
大型キットは完成後の保持力が心配になることもありますが、
その点ではかなり安心感がありました。
赤はテストピースで比較してから決定
今回の塗装で最初にこだわったのが、
装甲の赤です。
使用したのは、フィニッシャーズの
「ピュアレッド」。
ただ、そのまま塗るのではなく、
下地色による発色の違いを確認するために、
まずテストピースを作りました。
ピンク下地と黒下地を用意して、その上にピュアレッドを吹いて比較しています。
写真でも違いがありますが、実物で見比べると印象はかなり違いました。
今回は、より鮮やかで明るさのある赤を狙いたかったので、
ピンク下地を採用しました。
赤は下地の影響を受けやすい色なので、
最初にこうして比較しておいたのは正解だったと思います。
ピンク下地から一気に赤へ
こちらがピンク下地を吹いた状態です。
この段階では、完成後のサイレンFからは想像できないような色ですが(笑)、
ここからピュアレッドを重ねていきます。
赤を吹くと一気に雰囲気が変わります。
ピンク下地のおかげで、
暗く沈みすぎず、鮮やかさのある赤
に仕上がりました。
今回も大変だったマスキング
そして今回も、かなり時間を使ったのが
マスキング作業です。
その作業時間は、
延べ約25時間。
ダッカスの時もかなりマスキングをしましたが、
今回はそれ以上でした。
装甲裏や細かな塗り分け部分をひとつずつマスキングしていきます。
曲面や段差が多いので、
貼って終わりではなく、形に合わせて細かく切ったり、
境目をしっかり押さえたりしながら進めました。
作業中は、
「まだ終わらないのか……」
と思うこともありましたが(笑)、
完成後の仕上がりを見ると、
やはりここをしっかりやって良かったと思います。
装甲裏もしっかり塗り分け
装甲裏は、表面の鮮やかな赤とは対照的に、
メタリック系の色で塗り分けています。
外から見える部分だけでなく、
裏側まで塗り分けることで、
完成後に角度を変えて見た時の情報量がかなり増えます。
サイレンFは装甲自体が大きいので、
こうした裏面の処理が意外と目立ちます。
細かい塗り分けもひとつずつ
白いマーキングや黒いラインなど、
細かな部分も順番に塗り分けていきます。
パーツ単体では地味な作業に見えますが、
こういう部分が集まって、
完成時の密度感につながっていきます。
表面仕上げは研ぎ出し+ポリマーコーティング
赤の塗装が終わった後は、
表面の艶を整えていきました。
今回の仕上げ工程は、
ガイアノーツ EX-クリアーを3回吹き
その後、
1500番 → 2000番で水研ぎ
さらに、
コンパウンド 粗目 → 細目 → 仕上げ目
の順で磨き上げました。
そのあと、
ポリマーコーティングを2回施工。
最後に仕上げクロスで磨いて完成です。
赤は黒とは違って、
艶を出しすぎると少し軽く見えることもありますが、
今回はサイレンFの大きな装甲面を活かしつつ、
光がきれいに映り込むような仕上がりを狙いました。
足裏の肉抜き穴だけ簡単に処理
今回は大きな改造はしていません。
ただし、足裏に少し肉抜き穴があったので、
そこだけは手を加えています。
適当なプラの破片を入れつつ、
瞬間接着剤で埋めました。
完成後はほとんど見えない部分ですが、
立たせた時に気になる場所なので、
簡単に処理してあります。
完成後の存在感がすごい
完成して改めて思ったのは、
やはりこのキットは
存在感がすごい
ということです。
赤い装甲が大きく広がり、
肩や脚部もボリュームがあるので、
棚に置いた時の密度感がかなりあります。
ダッカスは細身で異形感のあるシルエットでしたが、
サイレンFはそれとは対照的に、
重厚で力強いモーターヘッドらしさ
があります。
どちらも1/100ですが、
並べてみるとまったく違う魅力があります。
約2か月かけて完成!
8月3日にスタートして、9月27日に完成。
途中、延べ25時間ほどのマスキング、
赤のテスト塗装、
装甲裏の塗り分け、
クリアー塗装、
研ぎ出し、
ポリマーコーティングと、
かなり手間をかけました。
ですが、そのぶん完成してディスプレイした時の満足感はかなり大きかったです。
大きく、重く、そして赤い。
この存在感は、
写真だけではなかなか伝わりきらないかもしれません。
今回もかなり時間を使いましたが、
完成したサイレンFを眺めていると、
「やっぱり作って良かったな」
と思える一体になりました。















