岩壁塗装工事

地元の出漁準備岸壁の塗装工事が終わりました。

花暮1号・2号及び仲崎出漁準備岸壁を色分けで塗装する事で、入港する船に着岸する岩壁を分かりやすくしようという試みです。
船から見えなければいけないので、岩壁の海側を塗装する事になります。
ですので、塗料も塩害仕様の塗料で塗装する事になりました。
ところがこの塩害仕様の塗料には一つ欠点があるんです。

それは、色の発色に制限がある事!

白はいいんですが、赤や黄色などの色の発色には限度があるんです。
今回も発注元の希望は赤、黄色、オレンジでしたが原色に近い色は全く出ません。
赤は赤茶色に、黄色は淡い黄色に、オレンジに至ってはほぼ黄色とわからないレベルでしか色が作れませんでした。
配色は黄色を赤とオレンジで挟むようになるので、オレンジを変更しました。
より分かりやすい色と言う事で緑に変更。
塗装面積は30cm幅×336m。
塗りあがりはこんな感じ。
花暮1号と2号はちょうど日陰になっちゃって、色がよくわかりづらくなっちゃった。

花暮1号出漁準備岸壁

花暮2号出漁準備岸壁

仲崎出漁準備岸壁

作業は上から覗き込みながらでしたから過酷でした(笑)
ニーパッドなしでは2時間が限度。

今回、釣り人を完全に締め出して工事を行う事も出来たんですが、それもかわいそうと思ってしませんでしたが、週末の釣り人のマナーの悪さを実感しました。
三浦市内の釣具店はもっと積極的にマナーアップを呼び掛け、時には岩壁清掃もすべきなのではと思いましたね。
特に釣りあげられたのに岸壁で干上がっている魚をみると、怒りがこみ上げてきます。
釣りあげた魚はきちんと食べて供養すべきで、それをしないならキャッチ&リリース。
色々と考える事のあった現場でした。