塗り替えの塗料ってどう決めたらいいの?

塗り替えの時に施主さんと打ち合わせしてる時の定番の会話。

私「どんな塗料が御希望ですか?」

施主「それが分かりません」

そりゃそうです。
30年前なら我々も悩みません。
いわゆる「ペンキ」しかありませんから。

ところが、今やその当時ペンキと呼んでた種類はもうほとんど使いません。
あの当時「ペンキ」と呼んでたのはアクリル塗料。
いまではこれにウレタン、シリコン、ウレタンシリコン、フッ素、光触媒、遮熱・断熱とあります。
それぞれにメリット・デメリットがありますので、調べれば調べるほどどれにしていいか分からなくなります。
ではなぜアクリルが主流じゃなくなったのか?

塗り替え周期が短いからです。
アクリル塗料の塗り替え周期は7・8年と言われています。
木部は1年で木の伸縮に耐えられなくなって割れてくる事すらありました。
そこで低価格で塗り替え周期が長い塗料が開発され、さらにいろんな機能を付加した事でここまで増えました。
しかも、アクリル塗料もその純度を上げる事でこれらと同等の性能を持つようになってきています。
そうなるとさらに悩みの種が増えるだけ。
でも、やはり良いものは高いのは世の常でもあります。
ウレタンとフッ素ではとんでもない差がありますからね。

だから私は家の立地条件とどんな機能をお求めなのか、そして外壁や屋根の種類が何なのかを見てから塗料を選ぶようにしています。
もちろんコストもね。
ただ、塗り替え期間が凄く長くてキレイが長持ちしてとっても安い塗料!
これだけはありませんのでご了承ください^_^;