塗り替えに適した時期って?

日本には四季があり、それぞれに特徴があります。
そして地域によっても様々です。
例えば夏をとっても最高気温が35度を超えるような所や30度超えるのが珍しい所。
それだけで全く塗装環境は違うわけです。

塗料からみれば適切なのは気温が20~25℃、湿度は85%以下。
では月の最高気温が25度前後となると三浦市では五月下旬から六月、9月下旬から10月のほぼ二ヶ月間という事になります。

じゃあ、30度という環境では塗ってはいけないかと言えばそうではありません。
暑いせいで乾燥や反応硬化が早くなるだけです。
しかし、5℃以下は乾燥不良や硬化不良を起こすのでダメです。
ということは、関東では一年中問題ないということです。

では作業をする職人から見ればどうかというと、暑い寒いはどうしようもない事です。
きちんと塗り重ねが可能な状況になったら塗り重ねるだけです。
夏は乾燥や硬化が早く、冬は遅い。
それを認識して作業の段取りを組むだけの事です。

つまり塗り替えに適した時期とはその両方にとって良い時期ですから五月下旬から六月、九月下旬から十月ということになります。
が、これはあくまでも我々業者側の見方です。
昔と違って国内メーカーが作っている塗料は5℃以上であれば問題なく使えます。
ですから本当に塗り替えに適した時期というのは施主さんが自宅を塗り替えたいと思った時、その時こそが最適な時期だと思います。
梅雨でも三浦・横須賀は1週間降る続く事はありません。
梅雨や秋の長雨の時季はそうでない時に比べて数日工期が長くなる可能性があるだけなんです。
そしてそれは我々でもどうにもできませんから、仕方のない事なんです。