カビ・コケが生えた

建物に発生するカビやコケ。

イヤな物ですよね。

時々、これらが発生しないような塗料はありませんかと聞かれます。

結論か言いますと、ありません。

弊社が扱っている最高級のフッ素塗料でも無理です。
他の塗料よりも発生するのは遅いかもしれませんが、いずれは発生します。
それは原因が「立地条件」に大きく影響されるから。
カビやコケが発生するのは主に陽が当りにくい北面です。
陽が当りにくいと雨などの蒸発も遅いので湿気が残りやすくなりますし、さらに擁壁や隣接する家との距離などによって風が抜けないとさらに早くなります。
土手のすぐそばなどもそうです。
塗膜がどんなにツルツルでも胞子が乗れれば発生してしまいます。
これは自然なので防ぎようがありません。
ですから発生しないようにするのではなく、発生しはじめた段階で清掃や除去するのがベストでしょう。
そしてそのお手伝いでしたら出来る塗料はあります。

光触媒塗料です。

光触媒塗料は光によって活性酸素を発生させ表面の汚やれやカビなどを分解する力があります。
これは直射日光が当たらなければいけないのかというと必ずしもそうではありません。
もちろん、当たってくれればそれに越したことはありませんが、間接的な光でもある程度機能しますので北面でも塗ってない所よりも塗ってある方が発生しにくくなります。

ただし、光触媒塗料がするのは分解までで、分解した汚れを洗うのは雨水という事になります。
ですからいかに光触媒塗料といえども北面の軒のすぐ下とかはそれほど期待できないかと思います。

参考までに弊社が採用している光触媒塗料はピアレックス社の「ピュアコートANプラス」です。